日本老年医学会は高齢になって筋力や活力が衰えた段階を「フレイル」と名付け、予防に取り組むとする提言をまとめた。これまでは「老化現象」として見過ごされてきたが、統一した名称を作ることで医療や介護の現場の意識改革を目指している。
フレイルとは「虚弱」を意味する英語「frailty」から来ている。
健康と病気の「中間的な段階」で、提言では、75歳以上の多くはこの段階を経て要介護状態に陥るとしている。高齢になるにつれて筋力が衰える現象は「サルコぺニア」と呼ばれ、さらに生活機能が全般的に低くなるとフレイルとなる。
米国老年医学会の評価法では①移動能力の低下②握力の低下③体重の減少④疲労感の自覚⑤活動レベルの低下のうち、三つが当てはまると、この段階と認定している。
国立長寿医療研究センターの調査によると、愛知県大府市に住む5千人のうち11%が該当したという。
フレイルの予防方法
①十分なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを含む食事
②ストレッチ、ウオーキングなどを定期的に行う
③身体の活動量や認知機能を定期的にチェック
④感染予防(ワクチン接種を含む)
⑤手術の後は栄養やリハビリなど適切なケアを受ける
⑥内服薬が多い人(6種類以上)は主治医と相談
(荒井秀典・京都大教授による)
26/5/8朝日新聞記事より
いつまでも健康でいるためには適度な運動が大事ですので、
毎日、運動するように心がけましょう。
名古屋市昭和区 デイサービスリハビリの家ふくざわ
コメントをお書きください